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インターネット上でストレージをWebDAVで使いたいが接続できない。原因と対処法。

本日のお問い合わせはこちらです。

業者さんがインターネット上で設定していてIDPWを入れてログインすると使えるようになるフォルダがあるのですが、接続ができません。WebDAVという仕組みを使って接続しているようです。ただし、自分のパソコンからは接続できたのですが、やりたいのはシステムがインストールされているサーバから接続したいのです。どうすればいいでしょうか?

とのことでした。

自分のパソコンからはつながるけどサーバからはつながらないのですね。ふむふむ。

以下に原因と対処法を記載いたします。

インターネット上でストレージをWebDAVで使いたいが接続できない。原因と対処法。

クライアントとサーバは違う

自分のPC=windows10 と

サーバ= windows server 2016 or 2019

では、動作しているサービスなどが違います。

この差異のせいで

自分のPCからはつながるのに

サーバからはつながらない

って不具合が起こります。

サーバで起動していないサービス

今回で言えば

「WebClient」

というサービスが起動していません。

windows10では何もしなくても起動しています。

サーバでwebclientサービスを起動するには

機能のインストールが必要です。

ずばり「WebDAV」という機能をインストールします。

参考:マイティソフト
WebClientサービスをWindows Server 2012へ導入する方法

windows server 2012 と 2016,2019では機能名が違うみたいですね。

サーバを再起動しなくてはいけないので

ADドメコンでDNSサーバを持っているとか

ファイル共有とか

している場合は要注意ですね。

お客様通信に影響を与えます。

そういう場合は通信借用が必要ですね。


その他の原因と対策

参考:backlog
Windows で共有フォルダー(WebDAV)が利用できません

他の原因としては

TLS1.2が必要

など条件がありますね。

その他

ウィルス対策ソフト

windows ファイアウォール

Fortigateなどファイアウォールによる通信制限

などの可能性がありますね。

通信確認なら

ポートノックしてみればいいのです。

コマンドプロンプトを起動して

telnet アクセスしたいサイトアドレス ポート番号

つまり

telnet www.google.co.jp 443

とかね。

これで接続できない場合は、画面がしばらく固まるか、接続できませんでした、というメッセージが返ってきます。

接続できた場合は画面全体が暗くなってプロンプトが出てくる。

ctrl+zなどで抜けることが可能です。

え、telnetコマンドを許可してない?

windows10はデフォルトでtelnetクライアントがインストールされてないですね。

そういう場合は、プログラムと機能でwindowsの機能としてtelnetクライアントをインストールするか

または コマンドプロンプトでftpを使ってみましょう。

> ftp

> open www.google.co.jp 443
接続できました ← 接続できた場合
しばらくたっても応答がないか、接続できませんでした というメッセージが表示される ← 接続できなかった場合

ftpモードは quit で抜けることができます。

通信経路がつながっているかどうかは、こうやってポートノックすることで確認可能です。

インターネット上でストレージをWebDAVで使いたいが接続できない。原因と対処法。~結論~

サーバからWebDAVを利用したインターネットフォルダが閲覧できない場合は

サーバにWebDAVの機能をインストールしてWebClientのサービスを実行中、自動起動にしてみてください。

本記事でお悩みが解決したならばこれほど嬉しいことはありません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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