インターネット閲覧。
もはや現代では常識となったこの行為。
個人のスマホで、会社のパソコンで、インターネットを閲覧しない日はない、というかたもいらっしゃることでしょう。
しかしながらなぜか特定のサイトのみが閲覧できない場合がある。
これはいったいぜんたいどういうことなのだろう?
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インターネットに接続できないが特定のサイトはみえる。原因と対処法は。
原因はいろいろ考えられます。
可能性その1:ウィルス対策ソフト
ウィルス対策ソフトがインストールされているパソコンでは、危険度の高いサイトの閲覧が制限されている場合があります。
とソフトが警告してくれるわけですね。
可能性その2:フィルター
ルータやファイアウォール、セキュリティ機器がネットワーク上に導入されているとフィルター制限がかかっている場合があります。
フィルターの種類もいろいろあるのですが
メモ
特定のサイトを閲覧できなくする「URLフィルター」
たばこ、ギャンブルなどカテゴリ毎で閲覧禁止サイトを設定する「UTM」
IP、TCPなど通信パケットレベルで制限する「IP、プロトコルフィルター」
などなど設定方法は様々です。
可能性その3:プロキシサーバ
会社のパソコンであれば、パソコンはプロキシサーバを経由してインターネットに接続するように制限している場合があります。
プロキシサーバは、インターネットの様々な脅威から社内を守ってくれる守護神です。i-filterなどのソフトを導入、設定すればクライアントパソコンからのアクセスにおいて、特定のサイトをアクセス禁止にすることも可能です。そうすることで余計な脅威に晒される可能性を排除しているというわけですね。
パソコン側でできることは何もなさそうです。
可能性その4:TLSのバージョン
特定のサイトが閲覧できない場合は、IEのTLSのバージョンが関係している可能性があります。
その場合はブラウザの画面のエラーメッセージに理由が表示されています。
IEであれば、歯車マークの詳細設定をクリックしてインターネットオプションを選択。
詳細設定のセキュリティの項目で
メモ
TLS1.0
TLS1,1
TLS1.2
の全ての項目にチェックしてOKボタンを押して適用。
可能性その5:UTMのwebフィルター
さきほども記載しましたがUTM,ファイアウォールにはIPレベルやポートレベルのみならず
メモ
・アプリケーション
・URL
・DNS
などでフィルタリングを施すことが可能です。
希に
みたいなときは、UTM機能が邪魔している場合があります。
その場合はUTMのログをみたり、一時的にフィルターを解除したりしてトラブルシューティングしていくことになります。
インターネットに接続できないが特定のサイトはみえる。原因と対処法は。~結論~
インターネットの特定のサイトのみ閲覧ができない場合は、上記のようなセキュリティ制限がかかっている場合が多いです。
社内のセキュリティ担当さんがきちんと仕事をしている、というわけですね。
またスマホなど社内に関係ない、個人の端末で事象が発生する場合は、一旦端末を電源オフ、オンしてみてください。
端末の再起動によって過去の閲覧状況やソフトウェアの更新が適切な状態になり、事象が回復する場合があります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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