いつもは無線、wi-fiでインターネットをしているのだが別機器が接続されているパソコンのLANケーブルの有線インタフェースを有効にすると無線でインターネットに繋がらなくなる。
パソコンの有線インタフェースを無効に戻すとインターネットはできるようになるのだがなぜだろう?
有線LANで別機器につなげたいのだがどうすれば有線インタフェースを有効にしてかつインターネットも繋がるようになるのだろうか。
以下に対応録を記載いたします。
おろ?そうではなくて共有フォルダが表示されない場合はこちらの記事をご参照ください。
Contents
有線のローカルエリア接続を有効にするとインターネットが繋がらない
パソコンが有線と無線の両方のネットワークインタフェースを持っている場合ですね。インターネットが繋がらない原因は想定したところ下記だと推定いたします。
有線のインタフェースにデフォルトゲートウェイが設定されている
デフォルトゲートウェイってネットワークのローカルエリア接続の設定項目にありますよね。
無線でインターネットをしている場合、有線のデフォルトゲートウェイは空白にしておくのが正解でしょう。
じゃあデフォルトゲートウェイって何?ということなのですが、デフォルトゲートウェイとは「パソコンが通信先がわからなければとりあえずそこへ通信しようとするあて先」です。
よくわからないですね。まあ例えて言うならばドラえもんみたいなものです。
のびた君は自分で解決できることは自分で解決しますがどうしようもない場合はドラえもんを頼ります。
そう、自分に手に負えないことは全てとりあえずドラえもんに頼みます。
パソコンも同じです。自分が知らない通信相手の場合、とりあえずデフォルトゲートウェイ宛に通信を行います。
インターネットのサーバあて先IPとかご自宅のパソコンは当然知らないのでとりあえずデフォルトゲートウェイ宛に通信をします。
ではデフォルトゲートウェイの設定が有線、無線、2つ設定されていた場合は?
そう、つまりのびた君に対してドラえもんが2人いた場合は?
のびた君はどうしたらいいか迷ってしまいますよね。
なのでパソコンものび太君同様、迷ってしまってインターネットに通信できなくなる可能性があります。
有線のインタフェースにDNSが設定されている
優先DNSと代替DNSの設定項目がローカルエリア接続のインタフェースの設定にありますね。
無線でインターネットをしている場合、このDNSの設定も空白にするのが正解でしょうね。
じゃあDNSって何という話なのですが、DNSとはドメインネームシステム、の略です。日本語でいうと名前解決システムです。
何の名前を解決するかというと通信相手のコンピュータの名前を解決というか解読するのです。
コンピュータは原理的には1か0しか理解できません。
でも人間が扱う情報は1か0だけじゃ表現しきれません。
たとえばhttps://www.google.co.jpという文字列もコンピュータは1と0の組み合わせで理解しています。
この名前解決をしてくれるサーバをDNSサーバといい、パソコン側では先ほどの優先DNS、代替DNSで設定します。
でも有線でインターネットをしないのであればコンピュータの名前を解決する必要がないので空白設定でOKというわけです。
ルータの設定が間違えていない?
なんらかの理由でルータが設定変更されている可能性もあるかもしれません。
ちょっと詳しい人だと何気にルータにアクセスして設定を変更したりするので周りの人たちにヒアリングをしてみる価値はあるかもしれませんね。
インターネットが繋がらない時の対処
まずは落ち着くこと
まだ慌てるような時間帯じゃありません。慌てると人はミスをし、余計状況が複雑になります(自分の経験より)
まずは深く深呼吸して落ち着いてください。
落ち着いたら設定をひとつひとつ確認する
落ち着いたら改めて現状を確認してみる。慌てているときは意外なミスをしやすいものです(自分の経験より)
時間がないと慌ててしまうのですが、腹を括ってひとつひとつコミットしていきましょう。
図に描いてみる
一覧性のある資料があると頭のなかの整理にもつながりやすいです。複雑な状況、トラブルシューティングの際などはメモとペンを持って図に整理してみると意外な発見があるかもしれません。
結論
有線インタフェースを有効にするとインターネットに繋がらなくなる理由は
・デフォルトゲートウェイ
・DNS
・ルータ
の設定の可能性が高いかと推測します。
そしてトラブルの際はまずは落ち着いて状況を整理して確認しましょう。あなたのトラブル解決に本記事が少しでもお役に立てていれば倖いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。