2020年、コロナウィルスショックの影響で日本経済は大打撃を受けています。
現場でしか対応できない医療従事者や介護職の方々、また店舗を構えている個人事業主など、国の援助がなかなか届かない中で踏ん張っていらっしゃる。
頭があがりません。
一方、会社勤めのかたには、リモートワークも一般的になってきました。
僕の会社でもMicrosoftのTeamsというツールを使ってリモートワークの仕組みができておりますので、どんなもんかちょっとご紹介いたします。
Contents
リモートワークで必要なツール。MicrosoftのTeamsを使ってみた。
リモートワークでは何が必要?
疑問 何が必要なの?
必要なものはいくつか種類のあるリモートワーク、テレワークの仕組みによるのですが
必ず必要なのがインターネット回線です。
インターネットにつながってないとリモートワークはできません。
最近ではスマホのテザリングで無線接続してインターネットを行う方法もありますが、スマホの通信容量を大量に使用するのでおすすめできません。
参考:テザリングの仕方 Yahoo!モバイル
[iPhone]Wi-Fiテザリング接続方法を教えてください。(親機として利用する場合)
参考:テザリングの仕方 BIGLOBE
テザリングとは?テザリングの仕組みと使い方を解説~Android編~
それよりは、ちゃんとプロバイダでお金を払ってインターネットを契約したほうがいいです。
世のお父様がた、ご家族と同居されているのであればすでにインターネット回線を契約しているかもしれませんぞ?
あとはパソコンが必要ですね。
疑問 会社のパソコンを持って帰らないといけないの?
いけない、ということはありません。
自宅PCを使う方法もあれば、会社のパソコンを持って帰って使う場合もあります。
ただし会社のパソコンがノートパソコンではなくデスクトップ型のパソコンだと持ち帰るのは現実的ではないですね。
そして、自宅のパソコンでリモートワークする場合は、セキュリティが重要になります。
間違っても
・あれなファイルを会社の人たち全員に公開する
・会社の重要ファイルを自宅PCにコピーしてP2Pソフトで情報漏洩
・自宅PCがウィルス感染して乗っ取られ会社PCにアクセスされて情報漏洩
などの事態があってはいけません。
情報漏洩などのセキュリティ意識、対策とソフトウェア的にウィルス対策ソフトで対策を講じておく必要があります。
疑問 リモートワークのツールは何がいいのか?
リモートワークには大きく分けて以下の3つの実現方法があります。
・クラウド
・シンクライアント
・VPN接続
クラウド方式は、Microsoftの365やgoogleなどに代表されるような、インターネットに接続してさえいればアクセスできる仕組みのことです。
僕の会社もこの方式。
Microsoftの365を使って、メールやチャット、映像会議も可能。
もちろんファイル共有なども可能です。
次のシンクライアント方式は、大きくはクラウド方式に分類されます。
会社のデスクトップの画面ごと自分のパソコンに表示させることができます。
そもそも会社のクライアント端末情報をすべてサーバで一元管理する方式なので、そんなことが可能なのですね。
最後のVPN接続方式は、ネットワークに安全な通信ができるチャンネルを確保して(一般的には【トンネルを作る、はる】と表現します)社内に接続して仕事しちゃおうぜ、という方式です。
yamaha社のIPSecを用いた方式や、FortigateのFortiClient,SSL-VPNを用いた方式をよく目にすることが多いです。
Microsoftの365
参考 Microsoft 365
Microsoft 365 のご紹介
個人向けもあれば、一般企業向けのプランもあります。
料金は月額制で、使うライセンスが増えれば増えるほどお金もかかります。
どんなことができるのか
メールをクラウド上、365に設定しオンラインにしてしまえば、Microsoft365にログインさえすれば、どこからでもメール閲覧が可能です。
また、プラン次第では、エクセルやワードなどのソフトも契約してダウンロードしてインストール可能です。
そしてメンバ同士のコミュニケーションは「Teams」というツールが用意されています。
こちらはいろいろ使い方を説明するよりも、だれか仲間を見つけて失敗しても構わない環境を作ったうえで、いろいろ試してみるのがよいです。
というのも、詳細な手順を解説しても、ツールの仕様、見た目、などは不定期に変わる可能性があるからです。
若い人なんかはもう慣れっこで、とりあえずいじってみて、だめなら調べたり聞いたりして、というプロセスが得意です。(逆に、準備して物事に臨むのが下手になっているような気もします)
Teamsでやっていること
僕の会社では
・勤務報告 始業就業残業申請や外出など
・情報共有 顧客ごとの案件進捗連絡、周知事項など
などで使っています。
欠点としては、試しに同室で複数参加者でやってみたのですが、音が回って(ハウリング)しまうのでダメでした。
また、映像会議の欠点としては、感覚やニュアンスが伝わりにくいことです。
あくまで、言語が中心となってコミュニケーションをとる必要があります。
これは、ノンバーバルコミュニケーションがコミュニケーションの92パーセントを占める、と言われているなかで、なかなか厳しい環境要素だと思います。
リモートワークは使える?
実際にやってみた感想ですが
思ったより使えるな
という手ごたえがあります。
もちろん週5、毎日リモートワークというのは難しいかもしれませんが、例えば1日2日くらいならば事務処理や案件整理、情報整理にあてがえば会社員ならば勤務できてしまうのではないだろうか、と思ってしまいます。
技術は、何かしらの厄災があったときに伸びていきます。
原子爆弾のような、戦争で開発された技術は原子力発電という平和利用も可能になり、電気を供給しています。
イスラム帝国が地中海で強大な勢力を誇ったから、ヨーロッパ諸国は航海術を発達させて新大陸を見つけました。
人間社会が変わるときって、ピンチになったときになんとかチャンスを見つけるために開発された新しい価値観、技術、だったりします。
いまさら聞けないリモートワークで必要なツールのご紹介。MicrosoftのTeamsを使ってみた。~結論~
コロナショックの影響でリモートワーク、テレワークが普及してきました。
これはきっと、コロナショックが終わってもリモートワークの文化が根付いて、分業などの旗書き方改革を実現していくのではないかと思っています。
そうすれば生産性が向上し、より豊かな社会がやってくる、かもしれませんね。
ともあれ、緊急事態宣言による自宅待機は忍耐力を要求されます。
負けないように、いろんな工夫を考えながら、この難局を乗り切っていきましょう。
本記事が少しでもあなたのお役に立てたならばこれほど嬉しいことはありません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。