本日のトラブル対応です~。
今朝出社してみんなパソコンを使い始めたんだけど急に一部のサイトが繋がらなくなったんだ。先週までは普通に使えてたのになあ。繋がらないサイトはひとつだけじゃなくて複数ある。リストアップするのは無理。接続できないサイトはブラウザのエラー表示で「500 Internal Server Error」と表示されているよ。どうすればいいのだろうか?
とのことでした。
一部サイトが「500 Internal Server Error」。普通に読めばサーバ側のエラーですね。なのでサーバのWebページが工事中なのかと思ったら、僕の自社からアクセスすると普通にその「500 Internal Server Error」が表示されるというサイトにいくつかつながったんですね。普通につながってサイト閲覧できるぜ?
何が原因なのだろうか?以下に対応録を記載いたします。
Contents
インターネットが繋がらないサイトがある原因
再起動してもダメ?
パソコンがへんな状態になってるのか?再起動してみましょう。再起動しました。ダメでしたm(_ _)m
windows updateか
windows updateが週末に適用されませんでしたか?適用されませんでしたか・・・残念。
サーバ側の過負荷
アクセス先のサーバ側が過負荷になって「500 Internal Server Error」が表示される場合があるらしい。けど今回は自社からは100パーセントアクセスできるのでこれが原因じゃない。
ブラウザの問題か?
ちょっとGoogleのChromeでアクセスしてみてください、とお願いしたら、あら、相変わらず一部のサイトが繋がらないけど繋がらなくなったサイトが変わったとのことでした。
どういうことかというと
Internet Exploreの場合
サイトA ○
サイトB 「500 Internal Server Error」
サイトC ○
サイトD 「500 Internal Server Error」
GoogleのChrome
サイトA 「500 Internal Server Error」
サイトB ○
サイトC ○
サイトD 「500 Internal Server Error」
↑こんな感じでした。なんでだろう?
Internet Exploreが古いのか?
いやいや、最新verのIE11でした。そもそもブラウザが古くてこんなことになるならもっと早く不具合が出てるわな・・・これも原因じゃない。
Internet Exploreのキャッシュをクリアしてみる
1.IEを開いて歯車マークの「ツール」⇒「インターネットオプション」を選択。
2.「全般タブ」で「履歴」の削除を選択。
3.「詳細設定タブ」で「Internet Exploreの設定をリセット」で「リセット」ボタンを選択。
4.PCを再起動
これで直るってどっかのサイトに書いてあったので実施。
結果、直りませんでした。手ごわい不具合ですな。「500 Internal Server Error」おそるべしでございます。
エラー500が表示される時の原因
わかった、セキュリティソフトだろ
セキュリティソフト、ノートンなどで「暗号化されたウェブサイトのウィルススキャン」で「信頼するサイト」に「500 Internal Server Error」が表示されてしまうサイトのURLを追加したらいいってどっかのサイトに書いてあったので実施。
結果、繋がらず。
もはやセキュリティソフトの「暗号化されたウェブサイトのウィルススキャン」を無効に設定。
結果、繋がらず。
きい、セキュリティソフト自体をサービス停止。
結果、繋がらず。
もう、どないやねん!
Windowsファイアウォールですか?
パソコンのWindowsファイアウォールを無効にしてみてください。あ、最初から無効でしたかそうでしたか(汗
UACですか?
UAC、ユーザアクセスコントロールのレベルを一番下にして・・・あ、既に一番下になってますか、そうっすか(汗
およ?
ネットワーク構成をよくよく聞いてみるとファイアウォールが入っていますね。Fortigate100D。フォーティゲートだ~。
インターネット --- ONU --- YAMAHA RTX1200 --- Fortigate100D --- HUB --- PC
↑こんな構成でした。Fortigate100Dはトランスペアレントモードでセキュリティチェックをしてるだけなんですね。
実際のインターネット接続、PPPoEの設定はYAMAHA RTX1200に設定されインターネット接続しているらしい。じゃあ試しにFortigate100Dを外してみよ~。
インターネット --- ONU --- YAMAHA RTX1200 --- HUB --- PC
↑こんな構成にしてみました。
結果、繋がりました!不具合解消!「500 Internal Server Error」が表示されていたサイトは全て閲覧出来るようになりました!
これって原因は「Fortigate100DのWebフィルターライセンス更新忘れ」ですね。確か1年に1回更新しないといけないはず。
接続するサイトによってはFortigate100DのWebフィルターにひっかかってしまって一部のサイトが接続できなくなっていたんですね。
特にhttpsとかの証明書のやりとりに支障が出るようですね。どこのサイトがどう、とか特定できんですがどうもFortigateのライセンス更新忘れが原因みたい。
※その後、いろいろ調べてみると「http」のサイトが閲覧できず「https」のサイトは閲覧できることが判明しました。httpだと証明書が無いからfortigateがブロックしちゃうのでしょうか?うむむ。
とりあえずFortigate100Dを外したままにしてもらって、その間に新たにWebフィルターのライセンスを購入、そしてFortigate100Dにライセンスを設定。
Fortigate100Dを元通り接続しても「500 Internal Server Error」が一部サイトで表示されてしまう不具合は起きませんでしたとさ。ちゃんちゃん。
インターネットが繋がらないサイトがある。エラー500が表示される時の原因は。~まとめ~
今回は手ごわかったですがまさかFortigateが原因だったとは意外でした。
ファイアウォールはセキュリティ上、ネットワークを強固に守ってくれるのですが時々へんなことになってトラブルの原因になります。
本事例が少しでもみなさまのお役に立てれば倖いでございます。
本事例でも解決しなかった場合は、インターネットのサイトが一部繋がらない場合の原因として他の可能性を探るうえではこちらの記事も合わせてご参照ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
よろしければ別記事もご参照ください。
インターネットが繋がらない不具合に関する他の記事はインターネットに繋がらない。接続できない時の原因と対処法。をご参照ください。