本日のお問い合わせはこちらです。
パソコンをwindows7からwindows10に入れ替えたのですが、インターネットは見れるのですが共有フォルダがアクセスできなくなりました。どのように対応すればよろしいでしょうか。
とのことでした。
インターネットにアクセスできるのであればネットワークレベルでは問題なさそうですね。
以下に対応録を記載いたします。
Contents
パソコンをwindows10に変えたら共有フォルダにアクセスできなくなった!原因と対策は。
SMB1.0が無効になっている
windows10ではデフォルトでSMB1.0、サンバイッテンゼロ、がNICで無効になっています。
なぜならば一時期、SMB1.0がランサムウェアというウィルスのターゲットとなってしまっていたからです。
セキュリティ向上のためにwindows10からはデフォルトで無効となっているのですね。
しかしながらバッファローのNASなどはこのSMB1.0を使って共有フォルダを見せたりアクセスできるようにしているものだから大変。
引き続きNASの共有フォルダを利用するためにはセキュリティは下がるのですがSMB1.0を有効にする必要があります。
SMB1.0を有効化する方法はこちらのサイトさんでご紹介されておりますのでご参照ください。
ドメインユーザやグループの権限
新しいパソコンはドメインに参加しておりますでしょうか。
パソコンをドメインに参加させる方法はこちらのサイトさんでご紹介されております。
ドメインとはマイクロソフトのパソコンを管理する仕組み、パソコンのグループのことです。
共有フォルダはそのドメインのユーザやグループに対してアクセス権限を適用していることが多いです。
ということはパソコンのユーザ、ローカルユーザといいますが、ローカルユーザには共有フォルダのアクセス権限が無い場合も考えられます。
例えばパソコンにログインする時に
ユーザ名:[ドメイン名]\[ユーザ名]
のようになっていればドメインユーザでパソコンにログインしています。
そうではなくて
ユーザ名:[コンピュータ名]\[ユーザ名]
になっている場合はそのコンピュータでしか通用しないローカルユーザである可能性が高いです。
その場合はパソコンをドメインに参加させたり、ドメインユーザでパソコンにログインしたりして対応してみてください。
今回は大丈夫ですが基本的なところでは
・LANケーブルつながっているか
・インターネットみれるか
・他の人、他の端末はどうか
などが確認ポイントですね。
特に他の人のwindows10端末でみえるかみえないかはおおきな切り分けポイントと個人的には感じています。
稀にあるNASの不具合
・ランプ状態はどうか
・再起動したらどうか
・こちらもLANケーブルがつながっているか
NASのランプが赤や橙色で点滅、点灯しているとNASの状態があやしいですね。
NASを再起動してもダメな場合はハードディスクが壊れている可能性もあります。
サポート窓口に連絡してみてダメならば最悪交換の可能性もありますね。
NASのデータ移行などがあったのでは
・データ移行する際に共有フォルダの権限を移行出来ていないのでは?
NASを新しいものに入れ替えたりするときは当然いままでのNASの共有フォルダのデータを新しいNASに移行するのですが、失敗すると共有フォルダのアクセス権限が移行出来ていない場合があります。
この場合は新しい共有フォルダにアクセス権限を追加してもらうか、またはFastcopyなどのツールで権限付きのフォルダ移行作業をするしかないです。
windows10に関する他の記事はこちらをご参照ください。
パソコンをwindows10に変えたら共有フォルダにアクセスできなくなった!原因と対策は。~結論~
いかがでしたでしょうか。
また、共有フォルダが繋がらない場合のその他の可能性をこちらの記事でも対応しておりますのでご参照ください。
本記事が少しでもお役に立てたならばこれほど嬉しいことはありません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
よろしければ別記事もご参照ください。
共有フォルダに関するほかの不具合についてはこちらの記事をご参照ください。